魂の鼓動が響く 『起し太鼓』

突然ですが

今回は、スペシャル ノべルヒト

『ナニワコトバヤ』が担当させていただきます。

岐阜県飛騨市で

毎年 4月19・20日に行われる『飛騨古川祭』へ行って参りました。

ユネスコ無形文化遺産にも登録されており

日本の祭り文化の〝粋〟を味わえる春の大イベントです。

飛騨高山の古川祭 山車 蒲酒造さんの前で
飛騨高山の古川祭 豪華賢覧な山車が連れ並ぶ

歴史を感じさせる情緒ある飛騨の町並みに

日中は豪華絢爛な屋台といわれる御神輿が並び

夜になると一変 

魂を揺さぶる『起し太鼓』の熱気が町を包み込みます。

大太鼓を載せた台は数百キロはあろうかと思う。

その太鼓台を さらし姿の男たちが担ぎながら、町を練り歩く。

飛騨高山の古川祭の夜 魂を揺さぶる『起し太鼓』の熱気が町を包み込む

松明の炎に照らされ

太鼓台の上で力強く拳を突き上げる。

一打一打に魂を込め 腰を入れて太鼓を叩く。

夜の古川に、重く低く響く太鼓の音。

沿道では見物客が歓声を上げ、町全体がひとつになって

太鼓の響きに揺れる様子は圧巻です。

これが『起し太鼓』です。

飛騨高山の古川祭の夜 火消しの伝統を受け継ぐ演技 とんぼ披露

起し太鼓とともに観客を魅了するのが、とんぼ披露。

火消しの伝統を受け継ぐ演技は、勇気とバランス感覚が問われる。

男たちがこぞって高さと技を魅せる

凛と張られた縄と、力強く空をつく大旗。

命綱もない中で宙に浮かぶように演じられる

見ごたえたっぷりのパフォーマンスです。

その姿は、見る者の心を鷲掴みにします。

勇ましい太鼓の音

  夜空に舞う火の粉

    自然豊かに空気の澄む町

 飛騨古川では、心も体もあたたまる春のひとときを過ごせます。

 伝統と自然が融合した場所で、

  あなただけの「春の記憶」を残しに是非 飛騨古川祭へ