ウマブドウ プランター栽培チャレンジ

「百寿のしずく」の原材料、ノブドウ(別名:野ブドウ・ウマブドウ)
WEB上では通称のウマブドウの方がよく知られているかもしれません。
“ウマブドウ/ノブドウ”って、どんな植物なんだろう?皆さんもそう思われませんか?

改めて、初めまして。ウェブノナカノヒト ナカムラです。よろしくお願いいたします!

話を戻し、ウマブドウ(別名:ノブドウ・野ブドウ)は、昔から健康に良いとされてきた野草のひとつ。
日本各地の山野などに自生する蔓性の植物なのだそう。

ただ、私はこれまでその姿を実際に見たことがなく…。
それならいっそ、社内で育ててみよう!と思い、
ウマブドウ栽培にチャレンジしてみることにしました。
とはいえ、会社はビルが建ちならぶ大阪市内の一角にあり、
ベランダの日当たりは良いとは言えない環境。

はたして、コンクリートに囲まれた都会の中で、ウマブドウはどのように成長していくのか?
小さな好奇心から始まった観察日記。お付き合い頂けましたら幸いです。

ウマブドウの基本情報

ウマブドウ(正式名称:ノブドウ)はブドウ科ノブドウ属に属するつる性落葉低木。
学名:Ampelopsis glandulosa (Wall.) Momiy.
南千島・北海道〜本州の山野にふつうに見られ、朝鮮半島・中国にも分布する。

出典:『日本の野生植物 改訂新版 第2巻』(平凡社)

ウマブドウ到着!

ウマブドウの苗 濃い緑の葉には深い切り込みがある。

遠路はるばる300kmの旅路を終えて到着したウマブドウ。

苗木は『百寿のしずく』でお世話になっている飛騨の農家さんからいただきました。
去年に差し木をし、以前ブログ『雪の下に春を待つ』で紹介した一面の雪景色の下で冬を越えたウマブドウとのこと。
それを聞いて実物を見ると、なんだか強い生命力を感じるような…?

プランターのサイズは、幅45cm×奥行30cm×高さ25cm程のプランター。
ちゃっかりと優良微生物株堆肥の土もいただきました。

大阪までの移動中にウマブドウの根が乾かないように、
土の中で水苔で根を包むようにして、さらに上から土を被せています。

ツル性の植物のため、くるくるとツルが巻くことを考慮し、片側に寄せて植えています。
近々、支柱を立てる必要がありそう。

土が乾かないようなタイミングで水やりをします。
根がプランターに根付くまでは直射日光は避けた方がよいとのことで、
段ボールを日よけにしています。

ウマブドウ 初見の感想

ウマブドウの苗 到着当初のメモ

初めてみたウマブドウ。苗の枝の太さは太いところで1cm程、固い枝から緑色の茎が伸び、先がツルになっています。

ウマブドウの葉をよく観察すると、濃い緑色の葉の形は深い切り込みがあり、葉のふちは濃い紫色。
茎も紫色を帯びており、茎や若い葉に産毛が生えている印象です。

ウマブドウの葉
ウマブドウの葉 


調べてみると葉の形も個体差があるようで、
全ての葉の形に深い切り込みがあるわけではないようです。
ウマブドウは奥が深そうです。

葉の形や紫色を帯びた姿を見るとぱっと見はぶどうっぽい!
これからどのように大きく育つか楽しみです。

5日目

ウマブドウが到着して5日目。それほど大きな変化はないのでは?と思いきや

ウマブドウの苗 5日目の様子

育っている……!前回10cm程だった箇所(写真中央部)が、ぐんと数日で伸びていました。
ウマブドウの生命力を感じませんか?
初日の観察で旅の疲れが出ていた箇所もだいぶ回復しているように思います。

ウマブドウ 数日で回復した葉の様子

初日は、ちゃんと育つか一抹の不安もありましたが、
今までの良好な畑の環境とウマブドウの生命力のおかげで大丈夫そうな気がします。
気温も高くなるこれからの季節。どのように育つのかとても楽しみです。

ウマブドウ 6日目

プランターに支柱を設置しました。支柱の高さは今後の成長を期待して180cm!
ネットも必要かも?と検討中ですがどうなんでしょう?
ウマブドウはツル性の植物のため、今後はこの支柱に巻き付きながら成長していくのだと思っています。
健康に育って大きくなりますように!

ウマブドウ プランターに支柱を設置

参考データ

1日目2日目3日目4日目5日目6日目
天気曇/一時晴晴後曇
平均気温18.617.620.621.721.9
最高気温22.520.926.327.226.2
最低気温14.814.414.516.618.3

データ参照 気象庁 大阪市2025年5月データ